〇 展覧会
Karakami HOTELS&RESORTS株式会社(東京都)は、和歌山県南紀白浜にオープンした私設美術館「川久ミュージアム」初の企画展:紀州葵窯「寒川栖豊」陶芸展を行います。

川久ミュージアムの位置する和歌山県南紀白浜ではコロナ禍による観光打撃が各方面で存在します。そんな中、川久ミュージアムとしては地域産業の継承と保存を一丸となって取り組むべく、白浜町内の多岐にわたる芸術や文化と手を取り合い、地域貢献・観光需要・文化維持を推進して行きます。
取り組みの第一弾として、唯一、徳川藩主から許された葵紋を白浜に「紀州焼 葵窯」として開窯し、白浜で多くの陶磁器作品を生み出している「寒川栖豊」陶芸展を行います。
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紀州焼とは
紀州藩で製造されていた陶磁器の総称です。
江戸初期より甚兵衛焼、善明寺焼に始まり、瑞芝焼、南紀男山焼、御庭焼(偕楽園製)等の様々な窯元が栄えていました。しかし、廃藩置県により窯元は次々と閉ざされて行き、明治十一年、南紀男山焼の閉窯によりその歴史は一時途絶えることとなりました。
初代寒川栖豊が紀州焼葵窯を南紀白浜の地に移して以来、半世紀にわたり自然豊かなこの地で日々精進を重ねて参りました。窯元では、初代栖豊が創出した“那智黒釉”(那智黒の石を精製し釉薬としたカセ釉の一種で、艶消しの淡い黒色が特徴)を継承し、また廃窯となっていた紀州の様々な陶磁器の再現・復興に力を尽くしております。

展示作品
今回の展示では、川久ミュージアムでの展示のための新作5点に加え、これまで創られてきた紀州焼葵窯での意匠の数々を50作品以上展示。販売も行います。
紀州焼葵窯では、主に茶陶を手掛けておりますが、各流派でお使い頂ける花器や贈答品、普段使いの食器等も製作しております。

作家プロフィール
二代目 栖豊「寒川 次郎」
十九歳で初代に師事して以来、茶陶の道に邁進して参りました。
父が生涯を掛けて復興させた紀州焼を途絶えさせる事のなきよう、また父が独自に生み出した那智黒釉を引き継ぎ、自身の個性を活かした作品造りに日夜精進して居ります。
略歴/受賞歴
平成二十三年 和歌山県文化振興知事表彰
平成二十四年 白浜町文化功労町長表彰
現在
和歌山県美術展覧会審査員
和歌山市美術展覧会審査員
田辺市美術展覧会審査員
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初代 栖豊「寒川 義一」
初代栖豊は澤田 宗山氏に師事、陶技を身に付けました。
師の推挙により愛知県窯業研究所長の職を経て、昭和七年に高野口小田原に開窯しました。
一方その頃、次々と閉窯・衰微の一途を辿っていく紀州焼に、深く御憂慮されておられた旧紀州藩主 徳川 頼貞候は、この伝統ある紀州焼を継承し後世に伝える人物を探しておられました。
そのような折、頼貞候が栖豊の窯に訪ねて来られ、作品を鑑賞され高い評価を頂きました。
そして、頼貞候より紀州焼の復興を熱心に懇請され、栖豊もまたその熱意に感動し、紀州焼の復興に一生を捧げることを誓いました。
頼貞候はそれを非常に喜ばれ「紀州焼 葵窯」の窯名を命名されました。
その後、戦後の混乱の中貧苦と戦いつつも、研究腐心を続けていた那智黒釉を昭和三十一年に完成させ、更に紅志野、青磁、柿天目等にも力を注ぎ、
葵窯を発展させていきました。
昭和三十七年には、昭和天皇・皇后両陛下が南紀行幸啓の際に抹茶茶碗を献上させて頂きました。また、文化庁より文化財功労者として表彰、二年後日本橋三越で作陶展を催し、同年和歌山県より文化奨励賞を受け、引き続き、白浜町より無形文化財第1号に指定されました。
享年七十七歳にて瑞宝双光章を受勲、様々な功績を収めました。
略歴/受賞歴
昭和十二年 旧紀州藩主 徳川頼貞候より「紀州焼 葵窯」の窯名を賜わる
昭和三十一年 那智黒釉を完成
昭和三十七年 天皇、皇后両陛下に抹茶茶碗を献上
昭和四十二年 新転地、白浜町堅田に登窯を築く
昭和四十五年 文化庁より文化財功労者として表彰される
昭和四十七年 和歌山県文化奨励賞受賞 白浜町無形文化財第1号に指定
昭和四十八年 東京、松山、大阪各三越店にて個展
昭和五十年 享年七十七歳、瑞宝双光章受勲
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ー 企画展概要 ー
紀州葵窯「寒川栖豊」陶芸展
【 開催期間 】
2021年8月10日(火)~ 24日(火)
【 開催会場 】
『川久ミュージアム内「サラ・チェリベリティー」』
〒649-2211 和歌山県西牟婁郡白浜町3745
【 開催時間 】
川久ミュージアム営業時間10:30 〜 18:00(最終入場は閉館30分前まで)
【 入場料 】
無料 (※展示会への来場者は川久ミュージアムへの入場料無料)
【 主催 】
川久ミュージアム www.museum-kawakyu.jp ![]()
「紀州焼 葵窯」 www.aoigama.com ![]()
ホテル川久(川久ミュージアム)のご紹介


1989年、日本がバブル絶頂期に始動された「世界の数寄屋」を作るプロジェクト「ホテル川久」。建築家永田祐三氏が監修し、中国、ヨーロッパ、イスラム、日本と、世界各地の匠の技術を融合させた同ホテルは、総工費400億に上り、延床面積2万6000平米、建設期間は2年を費やしました。
外壁を飾るのは、中国の紫禁城にのみ使用を許された鮮やかな「老中黄」の瑠璃瓦。館内は、イタリアの職人によって敷き詰められた緻密なローマンモザイクタイルの床や、フランス人間国宝ゴアール氏の手による壮大な22.5金の金箔ドーム天井に加えて、ロビーの壁面には、メトロポリタン美術館の鑑定で2世紀頃のシリアの鹿と豹のビザンチンモザイク画が埋め込まれており、野外には、イギリスの彫刻家バリー・フラナガンによる幅6メートルものうさぎのブロンズ像など、美術的価値の高いアーティストを世界中から招集し造られた夢の建築です。左官職人・久住章が主宰する「花咲団」による疑似大理石でつくり上げた1本1億円の26本の柱や土佐漆喰で仕上げたホテルエントランスの大庇ほか、陶芸家・加藤元男による信長塀や陶板焼きのタイル壁、煉瓦職人・高山彦八郎による煉瓦模様など、日本人の匠も数多く参加しています。世界中の技術や文化を組み合わせたような建築は、全ての作品の調和とれている摩訶不思議な空間となっています。
また館内には、創業当時オーナーが世界中から買い付けたオーナーズコレクションとして、中国清代前期の七宝焼きや陶器、ダリ、シャガール、横山大観などの作品も展示されております。
1993年には、優れた建築作品と設計者に贈られる「村野藤吾賞」を受賞。そして2020年に金箔表面積でギネス世界記録™に認定されました。そんな建築とアートの融合体である川久ホテルがその歴史価値の保存と伝承を目的とし、2020年川久ミュージアムとしてオープンいたしました。
【 会場 】
『川久ミュージアム(ホテル川久)』
〒649-2211 和歌山県西牟婁郡白浜町3745
【 開館時間 】
10:30 〜 18:00(最終入場は閉館30分前まで)
【 料金 】
・一般:1,000円
・高大生:800円
※中学生以下入場無料(学生証の提示が必要)
【 URL 】

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