
「陶芸を家で始めてみたいけれど、道具を揃えるのが大変そう…」
そんな風に感じていませんか?
陶芸というと、ろくろや窯、専門的な道具がずらりと並ぶイメージがあるかもしれません。しかし、手で形を作る「手びねり」なら、最初に必要な道具は5つ。
多くは身近なもので代用でき、粘土代を含めても6,000円〜1万5,000円程度の予算があれば、無理なくスタートできます。
この記事では、
「最初はこれだけ揃えればOK」
という失敗しないお買い物リストを、予算目安付きでご紹介します。
※この記事では、ろくろを使わず、手で形を作る「手びねり」陶芸に必要な基本道具に絞って解説しています。
※この記事で使用している画像はイメージです。
最初に揃えるべき陶芸道具 5選
1. 木べらセット(形を整える)

役割:
粘土の表面をなぞって凹凸を整えたり、粘土同士の継ぎ目をなじませたりするための道具です。指だけでは難しい、縁のラインや角の処理などをきれいに仕上げられます。
選び方のコツ:
単品で買うより、形状の異なる5〜8本ほどがセットになった初心者向けセットがおすすめ。この1セットがあれば、小皿や湯呑みなどの基本的な器づくりに十分対応できます。
予算目安: 〜2,000円程度
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【これ1つで基本が揃う】初心者向け道具セット
木べらだけでなく、次に紹介するワイヤーや切り弓なども入ったお得なセットです。バラバラに買うより安く、最初に揃えるならこれが一番の近道です。
2. ワイヤー(粘土を切る)

役割:
粘土の塊から必要な分を切り出したり、完成した作品を作業板から切り離したりする際に使います。
選び方のコツ:
両端に木の持ち手がついたワイヤータイプが定番で扱いやすく、初心者にも安心です。強度のある糸状のものでも代用できますが、最初は専用品が無難です。
予算目安: 〜1,000円程度
3. カンナ・かきべら(削って仕上げる)

役割:
作品の表面が少し乾き、触っても指に粘土がつかなくなった頃に使います。底を削って形を整えたり、模様を彫り込んだりする仕上げ用の道具です。
選び方のコツ:
ここだけは、陶芸専門店のものを選ぶのがおすすめ。100円ショップの粘土ベラは、紙粘土向けのものが多く、陶芸用の土を削るには強度不足な場合があります。
予算目安: 〜2,500円程度
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【削りやすい】カンナ・かきべら
本文でも触れた通り、削り道具は「刃の強度」が命です。100円ショップのものとは土を削る際のスムーズさが全く違います。まずはこの2本があれば、高台削りも快適です。
※形を大きく削るのが成形カンナ、細部を整えるのがかきべらです。
4. スポンジ・なめし布(なめらかにする)

役割:
水を含ませて表面をなで、指跡を消したり、飲み口など口に触れる部分をなめらかに仕上げます。使い心地に直結する、大切な仕上げ工程です。
代用:
- 台所用スポンジを小さく切ったもの
- 使い古したTシャツ(綿素材)の切れ端
これらで十分代用可能です。より本格的な仕上がりを目指す場合は、市販のセーム革(本鹿皮)を使うと、さらに滑らかになります。
予算目安: 〜1,000円程度
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【仕上げの裏技】セーム革(本鹿皮)
「飲み口がどうしてもザラつく…」という悩みを解決してくれるのが、このセーム革です。水に濡らしてカップの飲み口をなでるだけで、驚くほど滑らかに仕上がります。
5. 作業用の板

役割:
粘土をこねたり、成形した作品を置いたまま移動・乾燥させるための台です。
選び方のコツ:
陶芸では「亀板(かめいた)」と呼ばれる専用品もありますが、最初はホームセンターなどの木の板で十分。プラスチック製よりも、水分を適度に吸ってくれる木の板の方が粘土が貼り付きにくく、作業しやすいです。
予算目安: 〜2,000円程度
この5つで、何が作れる?
この5つがあれば、下記のような手びねり陶芸の基本的な器は一通り作れます。
- 小皿
- 湯呑み
- フリーカップ
- 箸置き
買わなくていい道具(最初は不要です)
初心者のうちは、次のような道具は必要ありません。まずは「作る感覚」を楽しむことが大切です。
- 電動ろくろ
- 釉薬用の専門道具一式
- 電動工具や大型設備
まとめ:全部でいくらかかる?
今回ご紹介した5つの道具を揃えるための合計予算は、およそ6,000円〜1万2,000円程度です。
粘土代(約1,000〜2,000円)を加えても1万5,000円前後で、「手びねり」陶芸の道具一式を無理なく揃えられます。作業場所はキッチンテーブルでもOK。新聞紙やビニール等を敷いて、ぜひ土に触れる楽しさを味わってみてください。
※ネット通販を利用する場合は、送料を含めて予算を組むとより安心です。
